■物語集■■
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吸血鬼妄想
*もし目の前の人が吸血鬼だったら…

来訪者
*小さい頃、蝙蝠になった叔母が大人になった「僕」を訪ねてくる…

蠍の目
*サソリ座のアンタレスに思いを馳せた幻想小説。

兎病
*「あたし、兎病なの」――男と女の不思議な夜の物語。

海蛇
*海岸でみかけた不気味な母子。「私」は異常な母の許から子供を救い出そうとするが…

幽霊
*生と死の交錯を描いた散文。

くちぶえ
*誰もが一度は聞いたことがある「夜口笛を吹くと蛇が来る」という話。月夜に口笛を吹く女は、子供の頃いなくなった母に思いを馳せる…

最後の日
*白色を嫌う女と入院中の女。恋仲らしい二人の女は何者なのだろうか?

ふわりんぼう
*ある時期になるとどこからともなく現れる妖怪ふわりんぼう。無害なおばけだったあいつのことを、僕らは恐ろしいと思うようになったんだ…

海峡の町で
*海をテーマにした散文。

黒猫
*病気療養の為に男が訪れた町は、不気味な黒服の女がいる異界だった…


*幻想散文。

真っ赤な蝶
*みたこともない真っ赤な蝶に誘われて路地裏に入り込んだ少年は、そこで蝶たちの真っ赤な色の理由を知る…

独白
*不気味な姿になった少年は、そこで様々な世界の人と交感をする。少年の名は「門にして鍵」――クトゥルフ神話に挑戦しました。

花火
*夏の夜の散文。

しゅうまつ
*それぞれの人にそれぞれの「しゅうまつ」あり。
夜を飼う女
*夏の夕暮れ時、公園で出逢った女は眼帯をしていた。彼女は左目に夜を飼っているというが…

髑髏の家
*白昼の町で助けた女は、私のことを戦争へ行った義理の弟だという…女の家についていった私は、そこで恐ろしい事実を目の当たりにする…

いもむし
*あいつはこの世界を餌にしている。クラスメートが減ったのも、おばあちゃんの病気もすべてはあの芋虫のせいなのだ…
まなつび
*死んだ者へ送る散文。
金魚鉢
*「すべての幽霊は物の記憶である」――奇妙な理論を唱える学者がつくった金魚鉢の物語。
脱皮
*蝉に思いを馳せながら書いた散文。
赤い月
*怪しいおじさんが差し出した月の裏側がみえるという望遠鏡。ところが、少女のみた光景は実に不気味なものだった…
あけるな
*死んだ祖母が「あけるな」と遺言した箱。通夜の夜、禁忌を破って箱をあけた遺族達のみたものは…?
長い夜
*無限に続きそうな夢の話を書いてみたかった。

もののけろく
*ひと夏に体験したふしぎな出来事たち。

月の旅人
*月のみえるバーで語り合う夫婦。だが、彼らの様子は何処か変である…

影絵の町
*その町の人々はみな肉体の無い影の姿をしている。幻の影絵の町を訪れた一行は、そこで町の人々の悲しい過去と、おそろしい怪物の話を聞くこととなるが…

蜃気楼
*水死した彼女は、あの蜃気楼の町で今も生きている…
子供部屋
*酔った勢いで書いた作品。

ライオン
*動物園からライオンが脱走した夜、夫は失踪し、ひとつの食い荒らされた死体が発見された。ところが死体は夫ではなく、男を食い殺したのは逃げたライオンではなかった…

眠れる神
*世界のおわりの物語。クトゥルフ神話の神アザトースをモデルに書いた。


*蛍の舞う深夜の橋で、「僕」はかつての友達と再会する。

ルナの棺
*或る少女の死を描いた作品。ルナとは何者なのでしょうか。ひょっとしたら、あなたのよく知っている人かも知れませんよ?

夜桜
*散文。これは昔書いたものの設定をちょこっと変えたリメイク作品。

肉人
*江戸時代の随筆集「一宵話」に出ている奇妙な生物「肉人」の話を、SF的ケータイ小説風にアレンジしました。

猫の墓場
*掌編。死期を悟った猫が行くという「猫の墓場」の物語。

譚霊
*同じモチーフのものは以前書いたことがあるけど、あまり面白くなかったので装いを新たにしてみました。

金魚
*上の「金魚鉢」とはまた異なる金魚の物語。


◎モドル◎